長唄「島の千歳」Youtube動画公開 <Shimano Senzai / Kan Nishikawa>
◆長唄「島の千歳」
島の千歳は、平家物語にも出てくる白拍子の元祖と伝えられる女性の名前です。白拍子の舞は、巫女舞が元とされているだけあって格式が高く神秘的で、時の権力者に寵愛されていました。
◆Shimano Senzai
Shimano Senzai was the first and best known Shirabyōshi who sang songs and performed dances. Shirabyoshi danced dressed as men. As educated and cultured ladies, they become a superior group of courtesans noted for their singing, dancing and poetry as well as beauty.
◆歌詞
作詞 大槻如電 作曲 五代目 杵屋勘五郎
丹頂緑毛の色姿 朝日うつろふ和田津海 蓬が島の千歳が うたふ昔の 今様も 変はらぬ御代の御宝 鼓腹の声々うち寄する 四方の敷波立つか 返るか 返るか立つか 返す袂や立烏帽子 水のすぐれておぼゆるは 西天竺の白鷺池 しんしょう許由に澄み渡る 昆明池の水の色 行末久しくすむとかや 賢人の釣を垂れしは 厳陵瀬の河の水 月影流れもるるなる 山田の筧の水とかや 芦の下葉をとづるは 三島入江の氷水 春立つ空の若水は 汲むとも汲むとも尽きもせじ尽きもせじ